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UPDATE:2009年04月06日
Asian Wave Skates(アジアンウェーブスケーツ)の野坂稔和(Toshikazu Nozaka) による個展、「MYSTIC WAVEV」です。
Text by : GTSports
野坂稔和(Toshikazu Nozaka) 。
画家、文身師、スケートボーダーとして様々な表現活動を続け、スケートデッキブランド「Asian Wave Skates(アジアンウェーブスケーツ)」の代表でもある。
そんな野坂氏が毎年、渋谷の住宅街の裏手にある“NO.12ギャラリー”にて個展をしている。
今回は同場所での3回目の個展、「MYSTIC WAVE V」へ波を感じに赴いた。
ギャラリーまでたどり着くのに、グルグルと30分ほど さ迷ったのは何ともアンノウンクルーらしい出来事だったが、
展示されていた"SUMI BLACK"というシリーズは日本の墨を使い、その濃淡で繊細に描かれていた。

( "SUMI BLACK" SERIES )
日本人としての日本画からくる表現と、スケート等から感じてきたアメリカ文化の表現を吸収した野坂稔和ならではの表現。
元を正せば彫り師(文身師)でもあるのだが、和彫りのデザインのようでいて、さらに彼ならではのオリジナリティが加わり、見ている人を唸らせる。
かくいう僕もその一人・・。唸りっぱなしで・・。

例えば 「30代になってパカッっと開いた」 というイメージから生まれた3つ目の波のデザインは、近年 髑髏(ドクロ)と相まって波髑髏が生まれた。
部屋とのバランス、他の展示作品とのバランスを考えて額も自ら色づけを行った。ギャラリー全体の調和はこういう所から生まれていたのだ。
もう一つ気になっていたのは、上の鳳凰の絵にもある煙のようなアイコン。
これは野坂氏自身のエネルギーのようなもので、魂のような存在なのだとか。
結婚式の時に紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)を着用した際、「紋をこの“魂”にしたい」と衣装の担当者に言い、困惑する担当者を「うちの家紋だ!」と押し切り、無事に式を終えた。というエピソードを笑いながら話してくれた。
(右:フィギア「ODORON」と野坂稔和)
自らのブランド、Asian Wave Skatesの他にもアキ秋山・カツ秋山 両氏 率いるROOTS SKATEBOARDSにもデザインを提供。
アキさんのイメージから赤を基調として鳳凰や活火山を描いた。そんなアキさんとは自宅で寝泊りする仲らしく、繋がりの深さが感じられた。

(左:アキ秋山 右:野坂稔和)
そんな野坂氏は2009年5月に行われるGreenRoom Festival にて作品展示を行うとの事。
「実際現場で見てもらって何かパワーを感じて欲しい」と野坂氏が話していたので、今回の目玉作品である、「AWS WAVE 2066」は半分だけの公開とさせて頂くが、GreenRoom Fesでの展示も予定しているので全貌は是非自分の目で確かめて欲しい。

■AWS WAVE 2066:西暦2066年、東の国の海中で巨大な人工建造物が発見された。
多くの曲線からなるその遺跡の角という角は、何かで必要に削り込まれた痕跡があり、人為的、かつ情熱的でもある様なえぐられ方である。
またその遺跡の中央部に位置する大きな壁には、まるで人間の旧社会を飲み込んでしまった様な3ツ目の大波の壁画があった。